『種我同型論』+『負け組進化論』を基礎にしたアニマンダラの世界観とキーワード
●2つの基礎概念とキーワード
▶2つの基礎概念
▶2つのツール
『AnimandalaExplore』は、生物学的な系統樹をベースに、『種我同型論』や『負け組進化論』など、Animandalaの視点で抽象化した、精神構造を探索するための地図であり、曼荼羅。特徴としては、人間の横に六角形の点線があり、その中にフラクタルに小さな系統樹が描かれます。これは生態系の進化が、人間の意識、もしくは意識が展開する情報空間の中に反復していることを示しています。
なお、これは最も基礎的な構造を抜き出してシンボル化したバージョンのため、生物学的系統樹としては表現上厳密なものではありません。今後より詳細なバージョンも作成予定です。
▶キーワード
約5億4千年前、その幕開けとともに動物の爆発的な進化が起きたとされる先史時代を、カンブリア紀と言います。それ以前はクラゲなど比較的単純な生物しかいませんでしたが、この時代の幕開けとともに、現在に通じる複雑な動物種の基礎が出揃いました。進化における重要な特異点の一つで、『負け組進化論』や『ウロボロスサーキット』の起点となる時代です。アニマンダラはこの時代の出来事を動物の”認識”の視点で捉え直します。すると、面白いことに、シンボルや展開していく文脈が、聖書や古事記などの創世神話と不思議とよく重なります。それは全く異る文脈でありながら、人間の無意識領域の認知においては同一性を暗示しているのです。生物進化的な”出来事”であるカンブリア爆発が、神話的物語へと変換されたとき、主観的認識において、広大な進化の時間が人間的時間へと畳み込まれることを体験します。
骨格を基準とした動物の分類群です。意識構造の地図でもある、アニマンダラ式生命系統樹『AnimandalaExplore』は、この分類を基準に作成されています。外骨格は、表皮に骨格を持つ動物で、昆虫やエビ・カニなどの甲殻類を含む節足動物のグループのことです。一方、内骨格は、体内に骨格を持つ動物のグループで、主に私達人間を含む背骨を持つ動物達のことです。現在記載されている(名前が付けられている)動物種の90%がこの二つの動物群どちらかに含まれます。アニマンダラでは、このグループ以外を、骨を持たない、無骨格動物というカテゴリーにしています。クラゲなどの刺胞動物や、貝、タコ・イカが属する軟体動物がここに属します。外骨格、内骨格は、骨が内と外にあるという表面的な対称性ではなく、体の外部形態を決定するHox遺伝子の一部が変化したことで、体軸の前後が逆になり、身体の内と外が実際に反転した関係となっているのです。種我同一論の視点から、両者は動物種のカテゴリーであると同時に、人の自我意識の二つの方向性が身体化したものでもあります。外骨格意識と内骨格意識は、意識の焦点の方向性が反転関係にあり、両者は世界を逆さま(裏返し)で受け止めます。
▶その他
別名 カンブリアン数秘術
カバラ数秘術+Animandala
個人の自我パターンと、その成長プロセスを読み解くメソッドと言える占術。その占術の一つ、カバラ数秘術にAnimandalaを応用しました。カンブリア時代の動物は、私達の自我の最もプリミティブな反映、鋳型です。それに基づいて、数秘術の数の象意にカンブリア・アニマルを対応しています。カンブリアの動物のセレクトには、ネイティブアメリカンのパワーアニマル(トーテムアニマル)の視点も生かされています。また、リーディングにもAnimandalaの視点が生かされています。